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本作を彩る豪華キャスト陣が、それぞれ演じるキャラクターをイメージした華やかな衣装に身を包んで登壇しました!

2月3日(月)に日本語吹替版キャスト会見イベントを実施し、後の“悪い魔女”エルファバ役(シンシア・エリヴォ)の高畑充希、後の“善い魔女”グリンダ役(アリアナ・グランデ)の清水美依紗、ウィンキー国の王子・フィエロ役(ジョナサン・ベイリー)の海宝直人、自立を望むエルファバの妹・ネッサローズ役(マリッサ・ボーディ)の田村芽実、ひそかにグリンダに思いを寄せる素朴な学生ボック役(イーサン・スレイター)の入野自由、グリンダの友人でゴシップ好きの皮肉屋ファニー役(ボーウェン・ヤン)のkemio、シズ大学の魔法学の権威マダム・モリブル役(ミシェル・ヨー)の塩田朋子ら、7名の豪華なキャストが登壇しました。

 
まだ本当の強さを知らない後の悪い魔女・エルファバ役の吹替を務めた高畑充希は「今日はお集りいただきありがとうございます。私自身も映画製作の情報を知った時から楽しみで楽しみで、作品のファンとしていつ日本に来るのかワクワクしていたので、ついに日本公開が始まるんだなと嬉しい気持ちです。今日はよろしくお願いします」、

 
まだ本当の優しさを知らない後の善い魔女・グリンダ役の吹替を務めた清水美依紗は「公開を楽しみに待っていたら、まさか自分が吹替を担当することになって驚きでいっぱいです。今日は本作の魅力を皆さんに沢山お伝え出来たらいいなと思っております」、

 
エルファバとグリンダが通うシズ大学へ転入してくるウィンキー国の王子・フィエロ役の吹替を務めた海宝直人は「トニー賞で初めてこの作品のパフォーマンス見た時に圧倒されて、それから事あるごとにミュージカルは見ており、とても思い入れのある作品ですので映画も楽しみにしていました。まさか吹替という形で参加させていただけると思っていなかったので大変光栄です」、

 
エルファバの妹・ネッサローズ役の吹替を務めた田村芽実は「ウィキッドという作品は私の青春と言っても過言ではないぐらいの作品で、劇場にも通い詰めていました。作品に参加させていただけることを光栄に思っています。皆さまにウィキッドの魅力を沢山お伝え出来るように頑張りますのでよろしくお願いします」、

 
ひそかにグリンダに好意を寄せているボック役の吹替を務めた入野自由は「僕自身も皆さんと同じようにこの作品のファンで、まさか自分が関われる日がくるとは思っておらず夢のような状況をとても嬉しく思っています」、

 
グリンダの友人で、ゴシップ好きの皮肉屋ファニー役の吹替を務めたkemioは「元々この作品の大ファンで、今までミュージカルも10回近く拝見していて、今住んでいるアメリカで去年公開された際には社会現象になるほどの話題作がやっと日本でも公開されるということでワクワクしています!」、

 
シズ大学の魔法学の権威、マダム・モリブル役の吹替を務めた塩田朋子は「映画になるの!?と最初のニュースからワクワクしていたのですが、ミシェル・ヨーも出演しているということすぐに『やりたい!』と思いました。それが実現してとても幸せです」、

とそれぞれに挨拶。

 

全米で大ヒットし、ブロードウェイミュージカル映画の興収記録も塗り替えた本作について、これまで数多くのミュージカル作品でも活躍してきた高畑がエルファバを演じた感想について聞かれると「感動でした。まさか自分がエルファバを声で演じられる日が来るとは数年前は想像もしていませんでしたし、何よりシンシアさんの大ファンで来日した際にもコンサートを見に行って歌声に魅了されていたので、シンシアさんの映像を見ながら自分が声を当てられる日が来るとは本当に感慨深いです。楽曲も本当に素晴らしく、何度聴いてもなんて良い歌なんだろうと幸せを感じていました」、アリアナ・グランデの大ファンで、自身の人生にも大きな影響を与えてきた存在だという清水は吹替が決まった時の心境について「学生時代、アリアナの楽曲を聞いて青春時代といえばアリアナというほどでしたし、彼女がグリンダ役を熱望していたのも知っていたので、彼女の夢が叶った作品で声を担当出来ると決まった時は本当に嬉しかったです。それと同時に大きな責任も感じながら声を当てさせていただきました」、海宝は本作に挑んだ気持ちについて「ロンドンでもニューヨークでも何度も作品を観劇していたので、この作品がどのように映画化されるんだろうと僕自身も楽しみにしていましたし、映画版のサウンドトラックも配信直後に聞いて冒頭の重低音からあまりの豪華さに驚きました。どの楽曲もミュージカルへのリスペクトが作品全体に溢れていて、僕にとっても多くの人にとっても愛する大切な作品だと思うので、しっかりと努めなければと身を引き締めて臨ませていただきました。どのように仕上がっているか、ドキドキしています」、何度も舞台を観に行き、カラオケでも歌うほど「ウィキッド」愛が強い田村は「学生時代お小遣いが溜まれば『ウィキッド』を観に行き、『ウィキッド』を観るためにお小遣いをためていたような学生だったので、ここに座っているのが不思議です。本当に幸せですし、映画化されることでこの素晴らしい作品がより多くの皆さまに見ていただけることを大変嬉しく思っています」、20代の頃に海外で「ウィキッド」の舞台を観劇した入野は当時の思い出について「十数年前に初めてロンドンで拝見したのですが、最前列で楽曲を浴びて圧倒されすぎて立ち上がれなかったです。映像を見て、改めて楽曲を聞いた際にも鳥肌が立ちましたし、当時観た時の思い出が蘇りました。完成版を見るのが本当に楽しみです」、自身のSNSで楽曲に合わせて踊っていたり、多大なるウィキッド愛を表現していたkemioは、周りからの反響について「みんなオーマーガー!って感じで喜んでくれました。SNSでこれまでにも『ウィキッド』について沢山発信してきたので、今回まさか自分が吹替という形で携われることが信じられず夢みたいです。一足先にアメリカで何度か鑑賞していたのですが、『ウィキッド』を愛している方々が作り上げた作品なので、色んな方が勇気をもらえたり新しい挑戦をする時に背中を押されたりするようなアツい映画になっています」、アカデミー賞®も受賞したミシェル・ヨーの吹替をこれまで数多く担当してきた塩田はミシェル・ヨー初のミュージカル作品ということで、いつもの演技との違いや気を付けた点について「これまでカンフーやアクションシーンはあっても(笑)歌は初めてだったので、喜びが思わずメロディになってしまったみたいな、笑った時の愛らしく素敵な感じを壊さないように努めました」と語り、ミュージカルならではの収録エピソードを明かしました。

 

劇中では性格も魔法の才能も正反対なエルファバとグリンダが偶然ルームメイトになる本作にちなみ、もし高畑と清水がルームメイトになった時の事前に伝えておきたいマイルールについて聞かれると、高畑は「急に電池が切れて、1点を見つめてボーっとし始めることがあるのですが、心配せずにほっといてもらえたらすぐに元気になります」、清水は「犬を飼っているので、もしアレルギーじゃなければ飼ってもいいですか?」と恐る恐る高畑に聞くと、「実は犬アレルギーなのですが(笑)実家でも犬を飼っているのと、家では猫を飼っているので犬と猫と同居になりそうですね」と可愛らしいやり取りが繰り広げられました。

続けて、エルファバとグリンダがお互いの友情を深めていきながら本当の自分の姿に気づいていく様子が描かれている本作にかけて、まだあまり世に知られていない本当の自分の姿について聞かれると、海宝は「僕はよくイメージで“緊張しない人”と見られることが多いのですが、人一倍緊張しています。お客さんには緊張してない人がやっていると思われるのが損だなと思います(笑)」、田村は「ゲームが大好きなのですが、この前、美依紗ちゃんのSNSを見たら同じゲームをやっていたので、いつかそのゲームで美依紗ちゃんと通信するのが楽しみです」、kemioは「16歳ぐらいの時からリアリティー番組のようにずっとSNSで私生活を全てさらけ出しているので、料理も出来ないですし部屋もフリーマーケットみたいに散らかっています(笑)なので世に知られていない姿は何もないかもしれないです」、清水は「プライベートでも仕事でもフィルターがあって、日によって性格が違うので色んな自分が居ると思います」、高畑は「素になるとコテコテの関西人なので、ずっとボケてずっとツッコんでます。東京に来て長いので大阪生まれで驚かれることも多いのですが、本当は気質がコテコテの関西人です」と貴重な“本当の姿”について明かしました。

ここで本作を彩る素晴らしい楽曲のうちの一つで、エルファバがオズの魔法使いへの憧れを歌う「ザ・ウィザード・アンド・アイ」の吹替歌唱映像が流れ、歌唱した感想について聞かれた高畑は「すごい曲だなと思いました。全編を通してエルファバがクールなキャラクターなのですが、この曲の辺りから出てくる可愛さや繊細さに胸がキュッとなりました。それに少しでも近づけていたらいいなと思います」、続けてグリンダがエルファバに人気者になるコツを歌う「ポピュラー」を歌った感想について清水は「曲のなかに様々な声の表情があって、エルファバに対して色々な提案をしていくコミカルな声をそれぞれ表現しないといけなかったのでとても難しかったのですが、自分にはない部分がグリンダにはあるので、とても楽しみながら演じさせていただきました」と収録時のエピソードを回顧。ふたりの歌声について、海宝は「早く全編聴かせてくれ!と、とにかく楽しみになりました。公式でアップされているものを何十回も見ているのですが、オリジナル版はもちろんですが、吹替版もクリエイターの皆さまが歌もお芝居もとっても丁寧にこだわり抜いて作ってくださっているので、楽しみにしていただきたいです」と吹替版の魅力をアピール。

 

最後に登壇者を代表して清水が「魔法というファンタジーのなかで物語が進んでいくのですが、人と人の関わりの難しさやキャラクター達の葛藤などすごく共感できるものが多いと思います。今を生きている全員に響く物語なので、ぜひ『ウィキッド ふたりの魔女』見てください」、高畑が「ついに日本でもウィキッドが見られるようになります。あまりの映像美と音楽ももちろんですしこんな全てに全精力をつぎ込んで映画を作れるのかと終わった後に開いた口がふさがらなかったです。ミュージカルだと迫力を浴びられるのと同時に、表情の細かいディテールを見ることは難しいので、映像となってまた別の良さを感じました。ぜひ皆さんにもこの動悸が止まらない気持ちを体感いただきたいです」とそれぞれ挨拶し、名残り惜しいままイベントは幕を閉じました。