先日、約8年ぶりの来日を果たし、「日本大好き」と日本語で愛を炸裂させ、列島を熱狂の渦に巻き込んだアリアナ・グランデ。この度、そんなアリアナによるアドリブたっぷりのコメディシーンから、エモーショナルなシーンなどを捉えた撮影現場での1週間をジョン・M・チュウ監督と振り返る特別映像を解禁します。
アリアナがスタッフに向かって「この香水瓶すごい音がするのよ。聞いててね」と自分に香水を振り、笑い合う和気あいあいとした現場でのオフショットから始まる本映像には、ベッドで飛び跳ねたり、仰向けで床を泳ぐように進んだりと、アドリブ満載のコメディシーンを演じるアリアナの姿が映し出されており、思わずエルファバ役を務めるシンシア・エリヴォも大爆笑するなど、楽しげで活気のある撮影現場であったことがよくわかります。
また、ハーネスなど一切付けずに手すりの上をヒールで歩くシーンでは、リハーサル中に落下してしまうハプニングもありましたが、本番では手すりの上で片足を上げてポーズまで決める華麗な姿を見せました。ヒールでの撮影に「ケガが心配だった」と語るチュウ監督に対して、アリアナは「ペタンコ靴の方が歩きにくいの」とヒールの方が慣れていて楽だと語っているなど、終始笑いの絶えない和やかな現場の様子に見ているこちらも楽しくなる特別映像となっています。
幼いころからウィキッドの大ファンでグリンダ役を切望していたアリアナは、オーディション段階から細かい役作りを行っていたと語っており「クローゼットの中に“かわいいピンク・アイテム”コーナーを設けました。ピンクの下着まで揃えて『今日のグリンダはどんな下着にするかしら』みたいな感じで」と溢れるグリンダ愛をクローゼットの中でも表現する徹底振りを明かしています。
そんなアリアナは、オーディション期間中にチュウ監督に手紙を送ったといいます。「オーディション会場で言うわけにいかなかったことを、きちんと伝えておきたかった。それは、あくまでも演技で判断していただきたいということ。私にとってこの物語が大切なあまり、私がふさわしくないなら、いっそ出演しない方がましだと思っていました。大事なのは作品ですから」とウィキッドへの思い入れの強さを述べており、実際に合格通知を受け取ったときは「涙が止まりませんでした。どんな結果が出てもいいように覚悟していたのに、あんなに感動したのは初めてです。世界一幸せでありがたいと思いましたね。あれ以来いまだに、イヤな日は1日たりともありません。ピンクのクローゼットさえあれば幸せです」と当時の想いを振り返っています。見事に役を演じ切り、本年度アカデミー賞🄬助演女優賞にもノミネートされたアリアナ・グランデのグリンダに要注目です!