この度日本での公開を記念し、豪華キャスト・スタッフ陣が集結する舞台挨拶を開催いたしました。
後の悪い魔女・エルファバ役の吹替を務めた高畑充希が、観客からの大きな歓声を浴びながら登壇。高畑は、「いよいよ公開ということでかなりドキドキしていますが、皆様と一緒に時間を過ごせることをとても嬉しく思います」と一言。
後の善い魔女・グリンダ役の吹替を務めた清水美依紗は「先日、アリアナとシンシアとチュウ監督が来日され作品の魅力をたくさん伝えてくれたのですが、本日一足先に観られる皆さんにも、ぜひ一緒に盛り上げていただきたいと思います」、
グリンダの友人で、ゴシップ好きの皮肉屋ファニー役の吹替を務めたkemioは「何度でも観たいと思う愛の溢れた作品で、皆さんが映画館を出る際には勇気や自信などを感じてもらえると思います。エンディングみたいな感想になってしまいましたが、ワクワクします!」、
ファニーの友人シェンシェン役の吹替を務めたゆりやんレトリィバァは「シェンシェンの声をやらせていただきましたゆりやんレトリィバァです」と、いつもと雰囲気を変えて自己紹介。
日本語吹替版の制作に参加した音楽プロデューサーの蔦谷好位置は「プレッシャーもありましたが、素晴らしい作品になっているという自負があります。今日はぜひお楽しみください」とそれぞれ挨拶しました。
世界中で愛され続けている名曲が多く劇中に登場する本作のなかで自身の好きな楽曲を聞かれると、高畑は「ディファイング・グラヴィティ」と回答し、「この映画でエルファバが空を飛び歌う際に、昔ピーターパンを演じ、舞台で空を飛んでいた時の記憶と繋がり、より深くこの楽曲が好きになりました」と自らの経験との結びつきを語り、清水は「ノー・ワン・モーンズ・ザ・ウィキッド」と答え「グッと掴まれる迫力・圧倒的な映像美と一緒に聞くと、ものすごく世界に没入できました」と魅力を語りました。そして、蔦谷も清水と同じ曲を選び「メロディやフレーズがその後の色んな曲やシーンにちりばめられており、『ディファイング・グラヴィティ』などにも伏線のように張り巡らされているので、是非そんな耳で音楽を聴いていただけるとより楽しんでいただきたいです」と音楽プロデューサーならではの目線でコメント。更に蔦谷は、本作への参加が決まったときの心境について「映像を見たとき世界最高峰のクオリティだなと感じ、加えてそもそも好きな作品なので、緻密に諦めずに最後までやり切ろうと思いました」と期待感高まる意気込みを語りました。
続けて、エルファバとグリンダが通うシズ大学での新たな出会いや、自分の進むべき道を見いだしてゆく様を描いた本作にちなみ、これまでの人生において、背中を押されたなと感じた出会いやエピソードについて聞かれるとkemioは「8年ほど前、引っ越したばかりで英語が出来なかったときに出会ったアメリカ人の友達です。当時どうやってコミュニケーションを取っていたか覚えてないですが、グリンダとエルファバみたいに心で繋がって、今でも1日3回ほど電話するほど仲が良いです。(電話の回数が)多すぎだよね~」と心温まるエピソードを明かしつつ笑いを誘いました。ゆりやんは「芸人1年目の時に背中に拳銃のおもちゃだけ入れて舞台に挑んだ際、本当に先輩に背中を押されて舞台から落ちて――。そこで前に出ていくということを学びました!」と冗談を交えつつ、おなじみの泣き芸で会場の爆笑をさらいました。
ここで、今回ジャパンプレミアでも仲睦まじい様子が話題となっていた日本語吹替版キャストたちが、結束の固い友情の証をフラワーアレンジメントに込めてお互いに交換。
清水からエルファバのイメージカラーであるグリーン基調のアレンジフラワーを受け取った高畑は「嬉しいです。猫に食べられないように気を付けて飾らせていただきます」とコメント。一方で高畑からグリンダをイメージしたピンクを中心に彩られたアレンジフラワーを受け取った清水は「純粋にお花を貰うのってこんなに嬉しいんだなと改めて実感しました」とそれぞれ喜びを語りました。
そして、kemioとゆりやんが共作したダイナミックな色使いのアレンジフラワーを受け取った蔦谷は「お二人があるシーンで歌ってくれたおかげで曲が明るくなったことに、とても感謝しています。お花もかなりカラフルでキャラクターたちのいろんな人間模様が描かれている本作にも重なって、素敵です」と改めてお礼を述べるなど、お互いの絆を確かめ合いました。
最後に『ウィキッド ふたりの魔女』の大ヒットを願い、高畑が「日本中がウィキッドの魔法にかかる!」と会場に魔法をかけると、観客のペンライトが緑とピンクに彩られ、音楽とシンクロした幻想的な光のショーが劇場内を包み込み、フィナーレにキャノン砲でグリーンとピンクのテープも発射され会場は大いに盛り上がりました。高畑は「皆さんのおかげで魔法が完了しました。字幕版より先に吹替版の方を先に観てくださることに緊張もありつつ、感激しております。音楽も素晴らしいけど友情だけにとどまらず人と人との関係性が繊細に描かれており、観たらパワーを貰える作品なので、ぜひ友達や家族など色んな人に広めて欲しいです!」とこれから映画を観る方へ向けてメッセージを残し、盛大な拍手に包まれながらイベントは幕を閉じました。